バンクーバーからこんにちは。浅川よしみです。
バンクーバーに来てから4ヶ月とちょっと、1つ目の語学学校は卒業し今は2つ目の語学学校に通っています。
前回はユーロセンター全体についての感想を書いたのですが、今回は具体的な授業についてどんな感じだったか書きたいと思います。
前回の記事についてはコチラ

 

授業時間

ユーロセンターは1コマ50分です。基本的には午前中がコアクラスで4コマ、午後に2種類の選択クラスが1~3コマ(水曜日と金曜日は1コマ、月曜日は2コマ)あります。
コースは3種類あり、週20コマ(選択クラス無し)、週25コマ(選択クラス1つ)、週30コマ(選択クラス2種類)です。私は週25コマも週30コマも同じ金額とのことでの週30コマのフルフルのコースを選択しました。
ですので基本は8:50~16:30までみっちり英語で授業があります(*_*)

教材

ユーロセンターは毎日その週の授業のコピーをくれます。なので、テキスト代はかかりませんが、4ヶ月いると紙であふれかえって……。(不真面目なので見直すこともなく、すでに紙ごみで捨てました)

コアクラスについて

コアクラスは2種類に分かれていてそれぞれ担任と副担任のように同じレベルでも2人の先生が教えます。

コア1:Language Development(文法)

Language Developmentはコアの基本のクラスでガッツリ文法にフォーカスを置き、この週のボキャブラリ・イディオム、週1回のテストもこの時間に行います。(もちろんスピーキングの練習とかもしますが、English Skillsほど時間をとりません)この文法のレベルがそのままクラス分けのレベルを反映していて、毎週金曜日のペーパーテスト時にこのコアクラスの先生と面談し、もっと上のクラスに上がりたいかやレベルが簡単すぎるかなど相談していきます。

コア2:English Skils

こちらは4技能(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)のクラスです。こちらの授業でエッセイを書いたり、先生(とレベル)に寄りけりですがスピーチをしたりします。

日本人の割合と雰囲気

私は4ヶ月でLower-Intermediate→Intermediate→Upper-Intermediateの3レベル経験しました。日本人率は時期にもよると思いますが、Lower-Intermediateが最も多く5割ぐらい、Upper-Intermediateでも3割ぐらいは日本人です。(思いのほか高い割合でした)
雰囲気は Lower-Intermediate と Upper-Intermediate で全く違います!

Lower-Intermediate(低中級)の雰囲気

正直、このレベルは中級とは名ばかり生徒同士の会話が難しく先生もかなりゆっくり話してくれますが、ほとんどの人が先生の指示を聞き取れなかったりして……。南米系の学生もいますが、訛がきつい上テスト中もカンニングしたり母国語を話したりする人がとても多かったです。日本人もなぜか真面目な雰囲気はなく留学を経験としてとらえている学生が多かったです。なんと言うか、分からなくても笑ってごまかす感じです。国籍に寄らず宿題もほぼ皆やってこない……。(私は発狂しそうになりながら、自宅学習をして、速攻でIntermediateに上げてもらいました)

Intermediate(中級)の雰囲気

やや真面目になるものの、ワーホリの人でいきなり働くよりは良いかな適な雰囲気がまだあり、これ以上上のレベルに英語力をつけようという雰囲気の人はまだ少なかったです。おそらく日常会話、海外旅行での英語力という点ではこのレベルがゴールで問題ないので、明確な目的の無い人、ワーホリの経験が欲しい人などはこのクラスで卒業していく感じです。
一応プレゼンテーションとかライティングもありますが、結構休んでいる人が多かったです。

Upper-Intermediate(上中級)の雰囲気

当然のことながら、このクラスが一番真面目です。
クラスメイトもこのレベルが通過点と言う人が多くなります。目的は様々ですが、ユーロセンターではカナダやアメリカのUniversityへの正規留学の準備の人が多かったですね。なので、このクラスの後IELTSのコースをとる予定の人が大多数でした。Persuasiveで大学進学を予定している人も、大学入学後の事を考えてもっと上のレベルを目指しておりやっとここで目的は違えど最終目標とする英語レベルが同じ人たちのグループに入れたと思います。

宿題について

基本的にコアクラスしか宿題は出ません!そして、宿題の量はとても少ないです!!ドリル1枚で文法やイディオム問題が主です。(たとえ上中級であっても)
Upper-Intermediateでは授業内でエッセイを書き終わらない時に宿題になることもありますが、これ以下のレベルですと終わってなくても良いから回収になりますし、自発的に宿題にする人もいなかった……。

選択クラス

選択クラスは「発音」「ライティング」「(流ちょうな)会話」「ビジネスクラス」「試験対策クラス」などがありますが、私は長いこと「会話」のクラスでした。「会話」クラスにはコアほどではないですが3段階 (elementary、Lower-Intermediate~Upper-Intermediate、Upper-Intermediate~)のレベル分けがあり、正直Lower-IntermediateとUpper-Intermediateのレベル格差が半端ないです。これが良い刺激になるか、居心地の悪い状態になるかは人に寄りけりですが、私にとっては良かったと思います。
「ビジネスクラス」と「試験対策クラス」は10段階のレベル中4以上ないと申し込めず、私は最後の1ヵ月のみ「ビジネスクラス」を取りました。

会話:Fluency

無茶苦茶先生の個性が出ます。テキストに沿ってイディオムやその週のテーマを進める人もいれば、ガンガンに会話させる人もいたり、ゲームをする先生もいます。
初めに書いた通り、かなり生徒間でレベル格差があるので高いレベルの生徒がディスカッションの時にリードしていく感じですね。私も初めはボロボロでしたが、後半は本当にうまくコミュニケーションが取れるようになったと思います。
一応毎週テーマがあって

  • 環境問題
  • 犯罪
  • ペット(動物を含む慣用句 )
  • 子供の成長(幼児や遊具のボキャブラリー)
  • 綺麗と汚い(CleanとDartyを含む慣用句)

とかをやりました。どこまで残っているかと言うと……。テスト&宿題が無いので、正直授業に参加しただけでは完璧には身につきません。復習すればよいですが、私は出来なかった。

ビジネス

グループごとに分かれてディスカッションしたりプレゼンテーション(資料無しの即興)することが多かったです。空港の改善案とか選挙公約とか色々です。商品について調べて特徴や特色を話すなどで、新入社員研修を思い出しました。
ユーロセンターの中で最も落ち着いた雰囲気のクラスだと思います。

おわりに

週30コマはかなりがっつり授業を受けている方になりますが、ユーロセンターは全体的にテストが少なく、正直授業に出ているだけでは30コマであっても伸びないと思います。自宅で復習したり自分で補う必要が無茶苦茶あります!!
また、皆さん国籍比率を気にされますが4ヶ月語学学校に通った結果の結論としては英語の上達に国籍はほとんど関係ないが正直なところです。
一番重要なのは英語を勉強する目的最終ゴールのレベルでこれが同じであればたとえ日本人同士でもお互いに英語を話す努力をすると思います。
唯一国籍が違う方が良いと思うのは文化の違いを知ることができることと、プライベートで英語を使う機会を増やせるとかですね。私は2人別の国籍の友達が出来ましたが、英語の勉強というよりは良い刺激がもらえて嬉しいという方が大きいです。人生は豊かになったと思いますし友情と出会いはプライスレスですが、英語学習にフォーカスを置くと微々たる違いなので、学校の雰囲気を確かめて入学することをお勧めします。