バンクーバーからこんにちは。今日はバンクーバーに来て7ヶ月、今通っている語学学校VanWest College(バンウエストカレッジ)のESLについて書きたいと思います。
1校目と2校目で違いがありましたか?
全く違いました。個人的にはこちらの学校の方が私には合っているかなと思ってます。ただ、残念ながらただいまコロナ渦の真っただ中でオンライン授業を受け不自由しておりますが(-_-;)
早く通常授業になると良いですね!!
良い点
宿題とテストが多い
毎日2時間程度かかる宿題があると聞いていましたが、正直コースによっては2時間以上宿題やテスト準備が必要です。一般英語のコースで毎日最低2時間は勉強しないとついていけないですね。
また、コースによって毎週だったり隔週だったり頻度はさまざまですが、必ずスピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの4技能のテストがあります!!これは宿題とは別で、宿題、日頃の授業での態度、テストの3つの総合で成績が決まります。
私はなるはやで英語力を上げるため、敢えて厳しい環境に身を置きたいと願ってきましたが、想像以上のボリュームと大変さにげっそりしました……(-“-)
これって良い点なんですよね!?
英語力のアップを最優先にしている人にとっては絶対に良い点だと思います!ただ、文化交流とかそういうのを期待している人は別の学校の方がきっと合ってます。あっ、ちなみに土日は課題が無い場合が多いです。
明確なレベルアップルール
宿題提出率、各テストのスコア、授業態度と出席率による総合評価でレベルアップできるか決まります。基本的に午前中の授業で次のレベルへアップするには担任のプロモーションが必要で、「スピーキング」「リーディング」「ライティング」「リスニング」の4技能のスコアが平均75%以上ないと上がれません。
だいたい最短だと4週間から、平均8週間で次のレベルへ行けますが、上記のスコア条件は絶対なので、満たしていないと3ヶ月でもそのままです……。
私はユーロセンターの時にレベルアップの条件が不透明すぎると感じておりとても不満でしたが、バンウエストはその点は明確なためフラストレーションは無かったです。
レベルアップは経験してますか?
2度経験していて、自分の当初の計画上6週間で次のレベルへ上がれないとまずかったので、テストはかなりプレッシャーがかかりました!!ライティングの宿題とかも毎回スコアが75%取れているかチェックしてましたし(-_-;)
先生の質がとても良い
バンウエストの先生方は毎週全てのテストと宿題を返却してくれます。特にライティング(エッセイ)とスピーキングテスト(という名のスピーチ)のフィードバックはシステマチック且つ正確で大変ためになりました。
中規模ということもあり、ユーロセンターと比べると先生との距離はあります。それに、上記のように先生たちのお仕事量が半端ないので、雑談をするような交流はユーロセンターほどは持てないです。ただ、質問にはいつでも親切に答えてくれますし、英語力を上げたいという人にはこちらの方が効率的だと思います。
厳しい出席&時間厳守ルール
はっきり言います。1分でも遅刻したら授業に参加できません!バス電車の5分10分の遅延では遅刻理由にならず、30分以上止まるとかそのレベルで何かが発生しない限り時間厳守です!
午後の授業とかでも教室に鞄を置いてトイレに離籍し、時間通りに戻ってこなかった場合は締め出されてしまいます。真面目に授業をする生徒にとっては良い環境ですし、南米の生徒もバンウエストでは日本人並みに教室で待機しています。
ちなみに遅刻したことは……。
1度だけ、エキスポラインが雪でストップしてしまい、いつもの駅まで電車が到達せず途中で無理矢理降ろされたため、5分遅れました。(道に迷わなければギリ間に合ったのに……)当然、説明して出席しましたけどね!!
いまいちな点
コスパが悪い
授業の質は大変良いのですが、1コマが50分と他の語学学校と比較すると時間が短く費用を考えると少しお高めだと思います。ただ、授業内容はレベルごとに達成する文法やボキャブラリー、スピーキングやライティング等明確で、とても濃いと思います。だから、単純に金額を時間で割るっていうのは違う気もしますが、普通に割ると割高感は否めないかと。
個人的には真面目に勉強をしたい人にとっては費用対効果的には◎だと思いますが……。
アクティビティーに参加できない
アクティビティー担当のコーディネーターが先生とは別にいて、毎日何かしらのイベントをやっています。スタンレーパークの水族館とか、学校の隣にあるスポーツクラブでバスケットとか色々です。学生割引も効いて、個人で行くよりは安いですし、大抵、コーディネーターもしくは先生が同行し、他のクラスの人との交流も持てて良いと思います
が、私は日々の宿題とテスト準備が大変すぎて全く参加できませんでした。
一般英語のレベル6の短期グループ留学で来ていたクラスメイトは宿題をする時間が無く、午後の授業を休んでアクティビティー前に済ませるなど何かしら犠牲にしていました。本人曰く、もし選べるのなら「アクティビティーは外したのに……。すでにお金を払ってしまっているから、午後の授業をスキップして調整するしかない」と言ってました(-_-;)
EAPという大学進学準備コースのクラスメイトも課題が多すぎて参加は無理と言っていたので、私に若さと体力がないために参加できないのではなく、普通に参加が難しいと思われます。
教科書が重い
教科書の無い授業もあるにはありますが、私が受けた一般英語(Level6)は2冊、EAP300は1冊、ビジネス英語のクラスは1冊でした。基本的に1冊当たり$50のデポジットを現金で支払って借り受けなくてはいけません。
借り物のため、当然テキストには書き込めません。まぁ、べつに書き込めないこと自体は良いのですが、私は一般英語を午前中に、午後にビジネス英語のクラスをとっていた関係から毎日3冊の本+ノートを背負って通学するという……。普通に重くって辛かったですね。まぁ、若い人には関係なさそうですけど……。
独学のシステムはあまりない
授業の課題が無茶苦茶出されるので、基本的に物足りないことは無いと思いますが、学校共通の独学システムとかは無く、先生に個別にお願いして課題を出してもらう感じになります。
まぁ、怠け者でやらされない限りやらない人なので私にとってはそれほど問題ではありませんが、飽きちゃう人とかには選択肢が少なく感じるかもしれません。
全体的な感想
スパルタ教育は想像以上でした!!圧倒的な課題量にたびたび後悔したり(;^ω^)
年齢構成としてユーロセンターと同じで大学進学前の10代から20代前半がボリュームゾーンですが、カレッジ併設のESLのためESL卒業後はコープのコースに行く予定の1年~2年と長期留学する生徒が多く、20代半ばから後半、30代の方もそれなりにいます。平均年齢が高いためか、雰囲気はかなり落ち着いています。コースが「一般英語」「アカデミック英語」「IELTS試験対策」「ビジネス英語」の4パターンあるので
- コープのコースを考えている人(アカデミック英語のクラスを卒業する必要あり)
- カナダに移住を視野にIELTS受験を考えている人
- カナダの大学進学を目指している人
- LinguaSkillを受験予定の人
- ビジネス英語をしっかり勉強したい人
と幅広くお勧めです。
あくまでも個人の意見ですが、ワーホリメンバーはユーロと比べても少なく感じました。なので、バンクーバーでのワーホリネットワークを作りたい方には不向きだと思われます。英語力はつきますが、一般英語もアカデミック寄りでジェネラルな会話を重視するのなら他の学校の方がプレッシャーも少なく楽しめると思います。
授業内容についてはまた別の機会に書きたいと思います。
ではでは!